新居の入居前にやること完全ガイド【撥水・防カビ・害虫対策まで】
新居の入居前にやること完全ガイド【撥水・防カビ・害虫対策まで】
新居に引っ越す際、荷物を搬入する前が「一生で最も部屋がきれいな状態」です。この黄金のタイミングを逃すと、家具や家電を動かさなければ手が届かない場所が汚れたまま固定されてしまいます。入居前に適切な対策をしておくだけで、その後の掃除が格段に楽になり、コーティングの効果も最大限発揮できます。
本記事では、風呂・トイレ・キッチン・床・害虫対策まで、場所別に「なぜ入居前にやるべきか」と「2025~2026年に実際に購入できるおすすめグッズ」を詳しく解説します。引越し当日の前に、ぜひチェックリストとしてご活用ください。
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入居前準備の基本スケジュール
| タイミング | やること |
|---|---|
| 鍵受け取り当日(荷物搬入前) | くん煙剤(害虫対策)、風呂・キッチンのコーティング、マスキングテープ貼り |
| 荷物搬入前日~当日朝 | 防振マット・冷蔵庫マット設置、換気扇フィルター取り付け、排水口カバー設置 |
| 荷物搬入後すぐ | エアコン防虫キャップ確認、隙間テープ仕上げ、ドアストッパー取り付け |
最も重要なのは、荷物が何もない状態でできる作業を先に終わらせることです。荷物が入ってからでは、コーティング剤を塗布する際に家具を動かす手間が発生し、くん煙剤(バルサン等)も家具がある状態では効果が半減します。
1. 風呂(浴室)の入居前対策
なぜ入居前にやるべきか
浴室は新築・新居状態が最もコーティングの効果を発揮する場所です。コーティング剤は下地が清潔で傷のない状態に施工するほど密着度が高く、防汚・防カビ効果が長続きします。入居後に施工しようとしても、すでに石鹸カスや水垢が付着しているため下地処理が必要になり、手間が数倍増えます。
撥水・ガラスコーティング
浴槽や浴室壁面に施工するコーティング剤は大きく3種類あります。
- フッ素系:撥水効果あり、汚れが付きにくくなる。防カビ効果は限定的。
- シリコン系:防カビ剤配合で3~5年持続。撥水・防汚効果も兼ね備える。
- ガラス系:強度が高く、撥水・防カビ・抗菌の三拍子そろった最上位グレード。
おすすめグッズ
- リペルコート 水回りコーティング剤(480ml/2,000~3,000円程度):浴槽・シンク・洗面台など水回り全般に使える業務用品質の製品。入居後も2~3ヶ月に1回の定期使用で効果を維持できます。
- 防カビ工房PRO スプレータイプ(500ml/1,500~2,000円程度):撥水・防汚コーティングと防カビ剤を配合。スプレーするだけの手軽な施工。
防カビくん煙剤
ライオン ルックプラス おふろの防カビくん煙剤(5g×3個/1,470~1,500円)は銀イオンの煙で黒カビ原因菌を99.9%除去するベストセラー商品です。入居前の乾燥した状態の浴室でまず1個使用し、その後は2ヶ月に1回のペースで継続使用するのが理想的です。荷物が何もない状態で焚けば、隅々まで煙が行き届きます。
浴室鏡の曇り止め・ウロコ防止
鏡のコーティングには「撥水」ではなく「親水」タイプが正解です。撥水コーティングは細かい水滴が残ってうろこ汚れの原因になります。
おすすめグッズ
- レック 笑激SHOCK 浴室 鏡のくもり止め(1,000~1,500円):半導体技術を活用した親水コーティングで8週間効果持続。
- SHIELD(Pit-Life)鏡 くもり止め 親水コーティング セット(2,000~3,000円):ウロコ取りと親水コーティングがセットになっており、新居の鏡を最初から完璧に仕上げられます。
排水口カバー
浴室の排水口は入居前に「ヘアキャッチャー」タイプのカバーを用意しておきましょう。既存の排水口のゴミ受けより目が細かいシリコン製カバー(300~800円)に替えると、ヘアが溜まりにくく、週1回の掃除でぬめりを防止できます。
2. トイレの入居前対策
なぜ入居前にやるべきか
便器と床の隙間は、入居後に汚れが入り込むと取り除くのが非常に困難です。最初から隙間を封鎖しておくことで、雑菌・臭いの発生源を根本から防げます。
便器まわりの隙間ガード
便器の根本と床の間には1~3mm程度の隙間があり、尿はねや水が入り込んでカビや悪臭の原因になります。
おすすめグッズ
- 便器設置スキマガード(シリコン製)(500~1,000円):便器の根元に貼る白いシリコンテープ。入居前に貼っておけば、便器を動かさずに施工可能。接着面は剥がせるタイプが交換しやすくおすすめ。
- 東和産業 すき間汚れ防止テープ(600~900円):キッチン・洗面台・トイレ兼用の汚れ防止テープ。半透明タイプは目立ちにくい。
撥水コーティング・抗菌処理
便器のフチ裏や内側に入居前に撥水コーティングスプレーを施工しておくと、汚れが付着しにくくなります。
おすすめグッズ
- 水回りコーティング剤(フッ素系スプレー)(1,000~1,500円):水回りコーティング剤は浴室用と同じものがトイレにも使えます。便座・便器外面・床タイルにスプレーするだけで汚れの定着を防止。
換気扇フィルター
換気扇の吹き出し口にホコリ防止フィルターを貼るのも入居前の定番作業です。
おすすめグッズ
- 東芝・パナソニック対応 換気扇フィルター(10枚入り500~800円):フィルターは汚れたら剥がして交換するだけ。換気扇本体の羽根に直接ホコリが詰まるのを防ぎます。
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3. キッチンの入居前対策
なぜ入居前にやるべきか
キッチンは油汚れ・水垢・食材のカス・調味料の飛び散りが最も激しい場所です。コンロ周りの隙間に一度汚れが入り込むと、クリーニングしても完全には取り除けません。入居前に隙間をふさぎ、汚れが入りにくい環境を作ることが重要です。
コンロ周りの隙間テープ
ビルトインコンロとキッチンカウンターの間にある数ミリの隙間は、揚げ物の油や食材が入り込む絶好の場所です。入居前にふさいでおけば、コンロを外すような大掛かりな清掃が不要になります。
おすすめグッズ
- リンナイ・ノーリツ対応 コンロ隙間カバー(汚れ防止テープ)(幅3.8cm×3.2m/700~1,200円):耐熱・防水・防カビ加工済みのシリコン素材。コンロのふちに沿って貼るだけで、汚れが入り込む隙間を封鎖します。Amazonでも多数出品されており、高評価の商品が1,000円前後で購入可能。
- IH調理器用ガラストップ保護シート(500~1,000円):IHの場合はスクラッチ傷防止の保護フィルムも入居前に貼っておきましょう。
換気扇フィルター(レンジフード用)
レンジフードの吸い込み口に専用フィルターを貼るだけで、油がフード内部に侵入するのを大幅に軽減できます。入居前に貼っておけば、初日から油汚れが溜まりません。
おすすめグッズ
- 東洋アルミ レンジフードフィルター(使い捨てタイプ)(6~10枚入り600~1,000円):粘着テープ付きで取り付け簡単。汚れたら剥がして捨てるだけのランニングコストが低い設計。月1回交換を目安にすると清潔を維持できます。
排水口ゴミガード
シンクの排水口にゴミガードを取り付けておくと、ヌメリ・悪臭・詰まりを予防できます。
おすすめグッズ
- パナソニック・TOTO対応 排水口用ストレーナー(シリコン製)(500~1,000円):ゴム製やプラスチック製より汚れが落ちやすく、ネットを張るタイプより詰まりにくい。100均でも購入可能ですが、シリコン製の方が耐久性が高くおすすめ。
汚れ防止シート(シンク下・棚)
シンク下収納や食器棚の棚板には汚れ防止シートを敷いておきましょう。棚板自体が汚れるのを防ぎ、移動時の傷も防止します。
おすすめグッズ
- EVA素材 棚敷きシート(滑り止め付き)(300~800円):ロール型で切って使えるタイプが便利。水拭きで繰り返し清潔を保てます。
4. 床・壁の入居前対策
冷蔵庫下マット
大型冷蔵庫の振動や凝縮水がフローリングに染み込むと、床材の変色・反りの原因になります。入居前にマットを敷いてから搬入することで、床を長期間きれいに保てます。
おすすめグッズ
- 冷蔵庫用 キズ防止マット(EVA素材)(1,000~2,000円):透明タイプなら見た目を損なわず、サイズは冷蔵庫の設置面積より一回り大きいものを選ぶとベター。
洗濯機の防振マット・かさ上げ台
洗濯機の振動は床への衝撃だけでなく、壁への騒音伝達、ドレンホースの折れの原因にもなります。入居前(搬入前)に設置しておけば、後から洗濯機を動かす手間が省けます。
おすすめグッズ
- 因幡電工 OP-SG 洗濯機用防振かさ上げ台「ふんばるマン」(4個セット/2,000~3,000円):独自の内部柱構造が振動を吸収。排水ホースのスペースも確保でき、洗濯機パン内の清掃もしやすくなります。ドラム式・縦型どちらにも対応。
- 防振ゴムニューしずか(4個セット/1,000~2,000円):かさ上げ台と組み合わせるとより振動・騒音を軽減できます。
フローリングコーティング
フローリングは新品状態でのコーティングが最も効果的です。コーティング剤を塗布しておくことで、日常の傷・水分の染み込み・ペットや子どもによる汚れを防止できます。
おすすめグッズ
- NKサービス フロアコーティング剤(DIY向け)(5,000~20,000円/部屋の広さにより異なる):業者施工が最も効果が高いですが、DIY向け製品もあります。1LDK程度であればDIY施工でも数万円のコスト削減が可能。
- ワックスシート(ウェット型)(300~800円):コーティングまでしなくてよい場合、フローリング用ワックスシートで拭くだけでも傷付きにくくなります。
巾木のマスキングテープ
壁と床の境目にある「巾木(はばき)」の上部は、ホコリが積もりやすく、掃除機が届きにくい難所です。入居前にマスキングテープを貼っておくだけで、汚れが積もったら剥がして新しいテープに貼り替えるだけでOKになります。
おすすめグッズ
- カモ井加工紙 mt CASA 巾木用マスキングテープ(幅24mm/600~1,000円):インテリアになじむホワイト・グレー系カラーが豊富。粘着力が適度で壁紙を傷めにくい。
- 3M スコッチ マスキングテープ 建築用(幅18~24mm/500~900円):コスパが高く、大量に使う場合はまとめ買いがおすすめ。
5. 害虫対策
なぜ入居前にやるべきか
害虫(特にゴキブリ)は荷物の段ボールに卵が付着していることがあり、新居に搬入した荷物から繁殖が始まるケースがあります。くん煙剤は荷物が入っていない状態でこそ最大効果を発揮します。家具が入ってからでは死角が増え、効果が大幅に低下します。
くん煙剤(バルサン・アースレッド)
使い方の基本
- 荷物搬入前(部屋が空の状態)に実施
- 火災報知器にカバーをかける
- 換気扇を止める
- 部屋を密閉して焚く
- 2~3時間後に十分換気(30分~1時間以上)
おすすめグッズ
- レック バルサンプロEX(霧タイプ)(6~12畳用/1,000~1,500円):火災報知器が反応しにくい霧タイプ。賃貸・マンションでも使いやすい。入居1週間前と2~3日前の2回使用がより効果的。
- アース製薬 アースレッドW(水タイプ)(6~10畳用/1,000~1,500円):火を使わない水タイプで、マンションでも安心。ゴキブリに加えてダニ・ノミにも有効。
侵入経路の封鎖
くん煙剤と合わせて、害虫の侵入経路を物理的にふさぐことも重要です。
おすすめグッズ
- 排水管隙間用コーキング材(シリコンシーラント)(1,000~2,000円):キッチン・洗面台・浴室の排水管と床の隙間を入居前に塞ぎます。100均のシリコンコーキングでも十分機能します。
- 虫よけキャップ(ドレン管用)(500~1,000円):エアコンのドレン管の先端に取り付け、ゴキブリや小虫の侵入を防ぎます(後述)。
- ゴキブリ用毒餌(ブラックキャップ)(12個入り/900~1,200円):アース製薬のロングセラー商品。冷蔵庫下・シンク下・洗面台下など、くん煙剤が届きにくい場所に設置します。1年間効果持続。
6. その他の入居前対策
エアコンのドレン管に防虫キャップ
エアコンの排水(ドレン)ホースは、室外機側の先端が外気に開放されているため、ゴキブリや小虫の侵入経路になります。
おすすめグッズ
- エアコン防虫キャップ(ドレンキャップ)(2~3個入り/300~800円):ホームセンターやダイソーなどの100均でも購入可能。内径14mm・16mmの2サイズに対応する製品が多い。取り付けは差し込むだけで数分で完了。
窓サッシの汚れ防止
窓サッシのレール部分は外からホコリ・砂・虫の死骸が積もりやすい場所です。入居前にマスキングテープを貼っておくだけで、掃除が劇的に楽になります。
おすすめグッズ
- 養生テープ(幅50mm)(200~500円):サッシのレール幅に合わせてカット。汚れたら剥がして新しいテープに交換するだけ。マスキングテープより粘着力の強い養生テープの方がレール内で剥がれにくくおすすめ。
- 防虫・防砂 窓用テープ(500~1,000円):市販の窓枠用隙間テープとしても機能し、虫の侵入を防ぐ効果もあります。
ドアのヒンジ・傷防止
玄関ドアや室内ドアの蝶番(ヒンジ)周辺、ドアが壁に当たる場所には入居前に保護材を設置します。
おすすめグッズ
- ドアストッパー(壁面保護タイプ)(500~1,000円):ドアノブが壁に当たって傷をつけるのを防ぐ。壁の色に合わせた半透明タイプが目立ちにくい。
- ドアヒンジ用潤滑スプレー(500~800円):ドアの開閉時のきしみ音を入居前に解消。
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まとめ:入居前準備チェックリスト
入居前の準備を一覧でまとめます。鍵の受け取りから荷物搬入までの限られた時間で効率よく進めるため、事前に必要なグッズを揃えておくことが重要です。
| 場所 | やること | 重要度 |
|---|---|---|
| 浴室 | 撥水コーティング・防カビくん煙剤・鏡の親水コーティング | ★★★ |
| トイレ | 便器根元の隙間ガード・換気扇フィルター取り付け | ★★★ |
| キッチン | コンロ隙間テープ・換気扇フィルター・排水口カバー | ★★★ |
| 床全般 | 巾木マスキングテープ・冷蔵庫マット | ★★★ |
| 洗濯機置き場 | 防振マット・かさ上げ台 | ★★☆ |
| 害虫対策 | くん煙剤・毒餌設置・排水管封鎖 | ★★★ |
| エアコン | ドレン管防虫キャップ | ★★☆ |
| 窓サッシ | レール部マスキングテープ | ★☆☆ |
| ドア | 壁面保護ストッパー | ★☆☆ |
新居への入居前準備は、一度しかない「完全にきれいな状態」を活用する絶好のチャンスです。1~2時間の作業と数千円~数万円のグッズ投資で、その後数年間の掃除の手間と修繕費を大幅に節約できます。引越し当日のバタバタを避けるためにも、グッズは事前にまとめて購入し、鍵を受け取ったらすぐに作業を開始できるよう準備しておきましょう。
よくある質問
Q. 入居前にコーティングしたのに汚れてきた。なぜ?
コーティングは永続するものではなく、製品によって効果持続期間が異なります(フッ素系:1~2年、シリコン系:3~5年、ガラス系:5~10年)。定期的な塗り直しが必要です。また、コーティング前に下地処理(汚れ・油分の除去)が不十分だと効果が出にくいため、施工前の脱脂洗浄は必ず行いましょう。
Q. 新築と中古(賃貸)で対策に違いはありますか?
新築の場合、メーカーが最初からコーティング処理を施しているケースがあります。例えば、浴槽や洗面台に「光触媒コーティング」「フッ素加工」が施されている場合、その上からコーティング剤を塗布すると剥がれやすくなることがあります。新築の場合は施工会社や工務店に「既存のコーティングの種類」を確認してから追加コーティングを検討しましょう。賃貸の場合は、原状回復義務があるため、粘着が強いテープ類やネジを使う商品は避け、剥がせる・撤去できるグッズを選ぶのが基本です。
Q. くん煙剤は賃貸でも使えますか?
使えますが、事前に管理会社・大家に連絡を入れておくことをおすすめします。特にアパートやマンションでは隣室に煙が漏れる可能性があるため、霧タイプ(バルサンプロEX等)や水タイプ(アースレッドW等)を選ぶと安心です。また、くん煙剤使用後の換気は十分に行い、食器類はあらかじめ袋で覆うか移動させておきましょう。